家庭用3Dプリンターの最強機種 Creality 3D Sermoon D1

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家庭用3Dプリンターとして、個人的にはこれに勝る機種はないのではないかと思えるような機種です。

コスパ、実用性、デザイン全てにおいて素晴らしい機種です。
デメリットもありますが、それでも価格を考えるとこれ以上ないのではん?と思えます。

Creality 3D Sermoon D1

Sermoon D1の特徴

低価格帯の家庭用では珍しく、完全密閉型の3Dプリンターであり、造形物を作るときに熱が逃げにくく綺麗に造形ができやすいという特徴があります。

そしてアルミ合金製のフレームと透明な側板によってできているため、制作の様子が全方向から確認することができます。

造形サイズは280 x 260 x 310 mmと非常に大きく、大型のものを印刷する上で非常に便利です。

PLA, ABSにはもちろん問題なく対応しています。

操作はタッチスクリーンで非常に操作しやすいです。

Sermoon D1のスペック(販売ページより)

買って、使ってみて

まず買ってみて驚くのはそのサイズ。
箱が届いて部屋に入れようとしたら、扉ギリギリぐらいのサイズ。

実際に家に届いたときに外箱が玄関の扉を通らないということがあるようです。

本体サイズは外箱より小さいので、中身を取り出せば入れることはできますが、それでもやはりサイズは圧巻です。

本体サイズは50o x 500 x 531 mmあるようで、部屋に置くにはそれなりにスペースが必要になります。

これも密閉式であるというのがやはり関係しており、造形サイズは280 x 260 x 310 mmであるが、それの二倍近く横幅があります。

届いてからの組み立ては非常に簡単で二つの部品を取り付けるだけでした。

この機種の最大の特徴は静音性にあると思います。
ファンが100%動いていても非常に静かです。

真隣で夜眠ることは流石にできませんが、昼寝程度であれば全然問題なくできますし、隣で電話していても3Dプリンターの音はほとんど聞こえないようです。

ラフトをつけて印刷しても、ラフトは簡単にはずれます。

ラフトをつけなくても、造形物によっては問題なく非常に綺麗に作成することができます。

印刷中はステージがあったかくなっているため造形物は接着していますが、印刷が終わるとステージが覚めるため、簡単に造形物を取り出せます。
ステージの素材がなんか不思議な素材で、印刷後にステージから簡単に外れるのは非常に楽しいです。

おすすめ設定

初期設定でも十分に綺麗に印刷できますが、より綺麗に印刷するために自分なりに設定を詰めて、いい感じになったのもを紹介します。

recommend_setting.curaprofile

creality slicerの設定です。
基本的には、infill(どれぐらい中身を詰めるか)を好きなように決めます。
僕は15%です。

フィラメントを引き戻すときの速度であるretraction speed(引き戻し速度)を遅くして、印刷スピードを遅くします。
ヘッドの移動速度は制作物がきちんとできる程度の速さまで上げました。

どの項目が、どのような値なのかを知ることである程度自分自身でカスタムすることができます。

今回のご紹介は一例であることと、僕が他の人のおすすめ設定をやったときにあまりうまくいかなかったように、自分の環境に合った設定を見つける参考程度にしてみてください。

デメリット

やはり家庭用ということもあり、デメリットはいくつかあります。

・オートレベリングが付いていないため、初心者にとって最初感覚を掴むのは難しい

・フィラメントが変えるのが難しい(これって全部?)

・レビューが少なく、設定をいじろうとしたときに参考にできるようなものがあまりなかった

・SDカードにデータを入れなければならないので、Wi-Fiでデータを送るとかそういったことはできない。

家庭用機種の中では非常に使いやすく、初心者にも上級者にもお勧めできる機種です。
もし3Dプリンター欲しいと思っているかたはぜひ購入してみてください。

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